キニウムの部屋ニャッキの窓

ニャッキ概論

 ニャッキとはNHK教育テレビで月〜金の朝8:25〜8:30、夕方16:15〜16:20に放映されるプチプチアニメの火曜日版です。2001年度6月より偶数月の火曜に放送されています。

 クレイ・アニメーションで作者は伊藤有壱さん、音楽は竹内信次さん、ニャッキの声は安原佐知子さんがあてています。

 わずか5分間の番組ですが、いもむしのニャッキが都会を大冒険する大人の鑑賞にも十分耐えられるアニメです。(一部の噂によると物語の結末から考えて何匹もクローンがいるのではないかといわれているが、その論争?には決着がついていない。)

 最近ではキャラクターグッズも出始め、ニャッキ!だけのHP「ニャッキの巣」や、HPのなかにページをもっている人もたくさんおられ、徐々に日本全国にその名を知られつつあるキャラクターです。

 最近の教育テレビは大人が見ていてもしっかりした作りになっているのが多いと思います。もともと教育的によく考えられて作られているわけですから商業主義・視聴率主義に全くとらわれない良質の番組が目白押しのチャンネルです。(最近はやりの規制緩和、競争主義がこのテレビに導入されたら世の中終わりです。)ですが、最近ではエンターテイメントの要素を含んだ、いわば教育テレビらしからぬ番組も増え、たとえば中学生でも良く見ている天才テレビくんの一連の番組、音楽性豊かなコメディアン、グッチ祐三が制作から関わっている「ハッチポッチステーション」などはその典型でしょう。また「いないいないばぁ」などはそれまでになかった随分低年齢の子どもを対象にした番組にもかかわらず、挿入される歌に意外に有名な作曲家が起用されているなど、民放では真似の出来ないお金と手間ひまをかけた番組が数多く存在します。

 そんな背景のもとにプチプチアニメは作成されています。わずか5分間のアニメですが、その中にはクリエイターの魂が凝縮されています。ニャッキ!はそんなアニメの一つです。